職人さんは神様です、本当に、というか神が宿るんですね手仕事に。
心を込めた真剣な手仕事は、神と繋がるから微細で確かな美しさを現すのでしょう、尊いです。
「これでどうでしょうか?」板金屋の若旦那さまより送られた写真をみてワタシは言葉を失いました。えっ娘さん…セーラー服のお年頃なの…?
じゃなくて
すーーーごーーーーいーーーーーホントかーーーーーーー
なーーにーーーーこーーーーーーれーーーーーーーーーーーーー
信じられません。微妙に湾曲したボディ!波打つ革ベルト!しかもこれ、開くんですか!!!
写真の板金バッグの中にひっそり写っている紙みえますか?
『こんなの板金でつくれますか?』って、わたしこの紙渡したんですよ、ネットで見つけてプリントして。
。。。不可能ってないんですね。
聞けばこの板金職人さんはこの道60年の大ベテラン(若旦那の叔父さん)で、◎ルメスを知らないのでネットでわざわざバッグの接続部分やベルト部の詳細を調べてつくり上げたそう…泣けます…会社の他の仕事にさしつかえるほどの集中力で、楽しんで制作してくださったとのことですが(ごめんなさい。)
どんな難題も長年の技術と集中力で成し遂げてしまう職人さん、さすがに長時間拘束してしまったので「実は服もじぇーんぶ板金で作ってほしい」とは言えず…時間をかけず混乱せずサクッと2秒くらいで作業できるように考案したのが、この新聞紙deオーダードレス。
「新聞紙1.5枚分の板金を巻いてこのへんで止めてくださいシルヴプレ」と、印した新聞紙1.5枚を郵送。果たして着れるようなものが出来あがるのか。。。数日後、はたまた息をのむことに。。。美しい出来栄え、カーブの感じもサイズも完璧そのもの。間違いなくここにも神は宿っていました。
じぇーんぶ・バンキン。
スゴいよ。